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第4話:改善?改悪?

皆さん、Windows 2000でWINSアドレスを追加する手順を説明できますか?WINSアドレスと言う用語を知らない人は、とりあえずネットワーク設定の1つと思ってください。以下に手順を示します。

  1. [スタート] ボタン → [設定] → [コントロール パネル] の順にクリックする。
  2. [ネットワークとダイヤルアップ接続] をダブルクリックする。
  3. 変更したいネットワークカードのアイコンをダブルクリックする。
  4. [プロパティ] ボタンをクリックする。
  5. [インターネット プロコトル (TCP/IP)] を選択し、[プロパティ] ボタンをクリックする。
  6. [詳細設定] ボタンをクリックする。
  7. [WINS] タブを選択し、[追加] ボタンをクリックする。
  8. IPアドレスを入力する。
  9. [追加] ,[OK] ,[閉じる] などのボタンを押して、今まで開いたダイアログを閉じる。

画像:操作の過程でウィンドウが6つも開いています。

他にもいくつか方法はありますが、この方法が一般的だと思われます。随分長々と操作しなくてはならないものですね。Windows 2000以前は、ここまで複雑な操作をする必要はありませんでした。私もWindows 2000を使い始めた当初、この操作に気付くまで時間がかかりました。

では、Windows 2000でこのような操作に変更されたことは、改善ではなく改悪なのでしょうか?私はそうは思いません。確かに、WINSアドレスを追加することに関しては操作性が悪くなっています。しかし、この操作は頻繁に行われるものではありません。個人ユーザーはまず変更する必要のない設定です。また、企業ユーザーでもネットワーク環境が整っていれば自動的に設定される項目です。

これまでMicrosoftが目標としていた「個人ユース・企業ユースのOSを統合する」ということが、Windows 2000で初めて実現しました。このためには、企業ユースのOSを個人ユーザでも使えるようにするよう変更が必要です。よく使う機能を操作しやすくするためには、選択可能な操作を限定して選択を容易にしなくてはなりません。その結果、めったに使わない機能の操作は煩雑になってしまいますが、よく使う機能を使いやすくするための代償としては安いものです。

使いやすいソフトウェアを作るためには、よく使う機能・あまり使わない機能を切り分ける必要があります。多くの機能を持つソフトウェアは、メニュー項目が多くなったり画面構成が煩雑になってしまいます。特にバージョンアップ後は新機能を誇示するあまり、あまり使用しない機能でもメニューの上位階層に表示しがちです。その結果、ユーザーはどのメニューを選択すべきか迷い、バージョンアップのたびにどんどん使いにくいソフトウェアになってしまいます。一般ユーザー,上級ユーザー問わずに使えるソフトウェアを作るためには、以下のことを意識しなくてはなりません。

次回はちょっと趣向を変えて、当サイトの更新履歴をお知らせする仕組みを紹介します。 → 第5話へ