吉田ふるさと村(おたまはん)
数多くあるダシ醤油の中でも、「卵かけご飯専用醤油」と銘打つまで用途を限定したものは、そう多くはないでしょう。口コミでジワジワと売り上げを伸ばしてきたのですが、日本たまごかけごはんシンポジウムがきっかけで大ブレイク。類似品まで出る始末です。関東風と関西風の2種類が売られており、関東風は醤油を効かせた辛めの味で、関西風はミリンの甘みを強調したまろやかな味となっています。
製造元は島根県の吉田ふるさと村という会社ですが、東京から買いに行くのはさすがに遠すぎます。通信販売でも相当待たされるようなので調べてみたら、日本橋三越前にある島根県のアンテナショップで直接買うことができるとのこと。毎週金曜日の14:00に関東・関西それぞれ60本を店頭に並べるのですが、ブーム絶頂期は30分で売り切れていたらしいです。私は土曜日の午前中に行ったのですが、まだ少し残っていました。その日の晩に食べようかと思ったのですが、やはり卵かけご飯は朝に食べるもの。翌朝まで我慢します。
目覚ましのベルに夢の世界から引き戻されて、100円ショップで買ったパック飯をチンし、おかずは納豆のみ。普段なら寂しい朝食ですが、今日はおたまはんと卵があります。関東・関西の両方を買ったので、とりあえず関東から試してみるかぁ?はやる気持ちを抑えながら一口……おぉ、これスゴくねぇ!卵の甘みは残っているのに、生臭さは消えています。「そうか、これが日本の食文化だったのか。これなら俺でも卵かけご飯が食える。」と驚きながら、黄金色に輝く飯をかきこみました。
そう、ご察しの通り私は卵かけご飯が嫌いだったのです。ホテルの朝食とかで出されるたびに試してみるのですが、どうしても生臭さを感じて吐きそうになり、いつも卵をかけたことを後悔していました。しかし、今日からは違います。って言うか、おたまはんが切れるまでは違います。関西風は翌朝の楽しみに残したかったのですが、我慢しきれず晩飯で食べてしまいました。

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