レストラン マルゼン
レストラン マルゼンの文章は、過去形で書かなければならないのが残念です。マルゼンのハヤシライスと言えば、書店丸善の創業者である早矢仕(はやし)さんが日本で初めて作り、料理名のもとになったとの説があるほど歴史深いなものですが、ビル建て替えのために閉店してしまいました。小屋みたい(失礼!)にひっそりと屋上に建っていたあの店にはもう行けないのです。なお、ハヤシライスは 上野精養軒 が発祥との説もあります。
最近ハヤシライスを全然食べていないのですが、「ちょっと重いかな」と感じてしまうくらいコッテリとした濃厚ソースが、ハヤシライスはデミグラスソースから作られることを思い出させてくれました。今まで食べてきたボヤっとした甘い味しかしないハヤシライスとは、別の料理です。このソースは牛スジ肉をベースにして2週間(2日間ではありませんよ!)も煮込み、バナナやリンゴを隠し味にして作るそうです。これだけ手間をかけているのにもかかわらず、900円に抑えているということに驚きです。
丸善のハヤシライスは今でも 丸の内オアゾ 4階で食べられますが、店の雰囲気やメニューの価格帯が異なります。日本橋ではサラダ付きで900円でしたが、丸の内では単品で1,000円となっています。また、グリーンピースだったトッピングも刻みパセリになっています。ここに掲載されている写真とは違うものであることを、ご了承ください。

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